MACDは勝ち確率を見極めるための補助的情報!(GC・DC・ダイバージェンス)
🍵 MACDとは?
MACDとは、期間の違う2つの移動平均を用いて相場の周期とタイミングを捉える指標のことで、短期移動平均の値と長期移動平均の値を引いた時の差を表しています。
🍵 MACDのゴールデンクロス・デッドクロス
MACDは移動平均線を用いているため、移動平均線の時と同じようにゴールデンクロスやデッドクロスといった指標が出てきます。MACDの場合は、MACD線とシグナル線がクロスしたときにゴールデンクロスやデッドクロスになります。また、MACD線とシグナル線の乖離(かいり)を棒グラフで表したものがMACDヒストグラムです。
具体的な利用方法
MACD線がシグナル線を下から上に抜けた場合、ゴールデンクロスになるので買います。その後、2本の線がゼロライン(MACDヒストグラムの境目)を上に抜けたらこの指標の信頼度はさらに上がります。MACD線がシグナル線を上から下に抜けた場合、デッドクロスになるので売ります。その後、2本の線がゼロラインを下に抜けたらこの指標の信頼度はさらに上がります。
欠点
MACDは、横ばい(レンジ相場、値幅が小さい)の時にダマしのシグナルが出やすいのと、短期的な激しい値動きに対応できません。移動平均線を基にいているがための欠点です。つまり、ゴールデンクロスやデッドクロスの合図が出たとしても必ずその通りに動く訳では無いということです。
※MACDのゴールデンクロスやデッドクロスだけを判断材料にしないことです。他のインディケーターと組み合わせてより精度の高いトレードを目指しましょう。
🍵 ダイバージェンス
上の画像のように、安値圏内で値段が前回安値(〇)よりも下降している(〇)にも関わらず、下のMACDが前回安値(〇)の時よりも高い位置にいる(〇)という現象のことをダイバージェンス現象と言います。これは、方向と投資家の心理が不一致していることを表していて、トレンドの終わりを示唆しています。
※あくまでも示唆するだけであり、確定したわけではありません。ダイバージェンスが出てもトレンドが終わらない場合もあります。
トレンドが終わらない場合
このように、ダイバージェンス内の高値を更新しなかった場合は、ダイバージェンスが出ていても下降トレンドは終わず、そのまま下げ続けます。これはダウ理論と呼ばれるものが関連しています。ダウ理論については次の記事で紹介していますので是非そちらをどうぞ。